朝の野島。1羽だけのキアシ君。いつもの様に、いつもの所で、い
つもの姿勢で休憩中。
すっかりこの場所が気に入ったようです。仲間はいつ来るのでしょ
う、そろそろ来てもよい頃ですが。

メダイチドリの第2陣30羽越えが登場。本日は入浴シーンから。
入浴のタイミングは、鳥により、飛来してすぐと簡単に食事してから
と2タイプあります。
今回は潮干狩りで人が掘った水たまりで水浴び。

普通は、羽を広げながらバチャバチャと首から下を入浴。最後の
仕上げは、頭部を全部水の中に突っ込み水浴。まるで身投げし
ているような感じとなります。

一通り浴びると最後は1-2回飛んで水を切ります。

水を切るために飛び上がる瞬間の後姿。

この子を見たとき、「アレッ」と思いました。干潟で採食しているの
ですが、ズッと片足なのです。

シギ・チドリは干潟で一本足で移動したり、休むことがあります。
ただ、この子は常時右足だけです。左足が写真に写るのですが
、たたまれたたままです。

何かの理由で動かないようです。このため、ゴカイを引き抜くのも
片足で行います。ものすごいバランスのとり方です。

見事引き抜きました。この時一瞬左足が見えます。この状態で固
定され、動かせないようです。
この足で、野生で生き残るのはさぞ大変でしょう。

久し振りに、鳥と人との関係を表す写真を写せました。人に追わ
れて降りる場所を探して飛び回る、メダイチドリ。
飛んでいる鳥達を追い出した本人が写っている方です。
メダイチドリはここ(横須賀市の干潟)で追い出され、横浜市側の
干潟に行き、人が居て降りられず、またまた同じ場所まで飛んで
きたときの写真であります。

鳥と人とが同じ干潟を交互に使うルールを作らないと、いずれ鳥
達は野島に来なくなります。
それは、野島のシギ・チドリの絶滅を意味します。
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